第1230号
2007年3月20日(火曜日)発行
女性解放の原点を学ぶ
記念講演と女声アンサンブル
婦人民主クラブ創立六十一周年記念のつどいが三月四日、東京・千代田区の東京しごとセンター講堂で開かれました。女声アンサンブルの「春を呼ぶうたごえ」と「婦人解放」の原点を考えさせる二宮厚美先生の講演は、「婦人民主クラブ」の名称を回復して初めての創立記念のつどいにふさわしい内容でした。
左から伴奏の神矢さん、福富さん、林さん、小山さん
つどいは小金井支部の堀口暁子さんの司会で開会。一戸葉子会長の挨拶は、敗戦後七か月の焦土のなか、平和を求める女性たちの熱い思いを集めて結成された婦人民主クラブの初心をのべ、憲法改悪を企む政府の改憲手続き法案(国民投票法案)の強行を断固阻止しようと力強く訴えました。
つづいて日本婦人団体連合会の会長、堀江ゆりさんのメッセージが読み上げられて、第一部の春を呼ぶコンサートの開幕。
埼玉合唱団女声アンサンブル「リヴィエール」は一九九〇年に結成。合唱団活動のかたわら各地でコンサートをおこない、一九九九年には韓国・済州島でも演奏しました。「リヴィエール」とはロマン・ローランの小説『魅せられたる魂』のヒロインの名前で「川」という意味だそうです。
出演は福富臣子さん(ソプラノ)、林和恵さん(メゾソプラノ)、小山真理子さん(アルト)の三人とピアニストの神矢悦子さん。
「春よ来い」など春の歌や手話つきで歌う「世界中の海が」、『あたらしい憲法の話』の一節が朗読で入る「あの日の授業」、「一本の鉛筆」、「百万本のバラ」そして最後に婦人民主クラブの歌「風はそれを知らなくても」を美しいハーモニーで歌いあげました。