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第1224号

2007年1月20日(土曜日)発行

こんにちは

石原都政転換へ希望をかけて


城南福祉医療協会 看護部長
東京都知事選挙予定候補吉田万三氏夫人 吉田啓子さん

「今、ほんとうに看護師不足が大へんなんですよ」

今春、行なわれる東京都知事選挙の予定候補・吉田万三さん(革新無所属)の夫人・啓子さんを、東京・大田区の大田病院に訪ねました。

石原都政のこの八年、国の政策とあいまって、医療の現場は悪化の一途をたどってきました。ベッド数の削減に合わせて、養成される看護師の数も、大幅に削られてきたのです。

「医療にたずさわる者として」と、啓子さんがまず強調したのは、このことでした。

「さきの臨時国会で私たちが百万を目標に取りくんだ『看護師増やせ』の署名が全会一致で採択されたんですよ」

署名は全日本民医連が医療従事者の大幅増員などを求めて国会に提出していた「患者・国民の願いである安心で行き届いた医療の確立に関する請願」です。

「仕事を続けること」が結婚の条件だったという啓子さん。歯科医師の万三氏と共に医療の分野を歩み続けてきました。家庭では三男一女のお母さん。上の三人が社会人で末っ子が大学生。みんな一緒に暮らすにぎやかな家族です。

新年には必ず一家がそろって、前年の十大ニュースとその年の抱負を語り合います。昨年の十大ニュースの第一は、もちろん万三氏の「出馬表明」、そして夫妻の今年の課題は「減量」だとか。

啓子さんが看護師としての仕事に就いた当時は、美濃部革新都政のただ中にありました。「老人医療無料化などの福祉政策が、全国に燎原の火のように広がっていった時代でした」

いま大田区だけを見ても、病気を持ちながら患者になれないお年寄りや孤独死が増えています。そしてもう一つ、啓子さんが切実に願っていることは「子育てするなら東京で」といえる都政を取り戻すこと。民間企業のもうけの場とするような石原都政の保育施策から、看護師たちが安心して働き続けることができる保育園を取り戻すことです。

万三氏の最も信頼できる長所は「間違ったことは決して許さないという信念」だと啓子さんはいいます。憲法を生かし、いのちとくらしが大切にされる東京を実現させるために、その力を存分に発揮してほしいと願っています。

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