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主張・見解

宮古島へのミサイル配備強行を許さない

婦民新聞第1692号(2021年11月30日号)より

 十一月十四日、防衛省は沖縄県宮古島市の陸上自衛隊保良訓練場へのミサイル等弾薬の搬入を、住民が座り込みなどして抗議するなか強行しました。この暴挙に対し、全国で抗議の声があがりました。

 アメリカは、中国敵視政策をとり、「台湾有事」を口実に、日本を対中戦略の最前線として、「第一列島線」上の奄美諸島、沖縄本島や宮古島、石垣島などへの米軍・自衛隊のミサイル網配備をめざしています。日本政府は、日米同盟によるアメリカ追従の姿勢で、基地の整備、合同訓練の実施など、軍事力強化を推し進めています。

 その一環として宮古島にも二〇一九年三月に陸上自衛隊駐屯地をつくり、ミサイル部隊の配備、弾薬庫建設などを次々と進め、住民は「宮古島を戦場にするな」と反対運動を続けてきました。今回のミサイル配備についても、住民合意は得られておらず、説明責任さえ果たしていません。地元の理解なき自衛隊の増強に反対している座喜味宮古島市長は、コロナ感染拡大防止を優先すべきとして、八月には搬入に反対していました。しかし防衛省・自衛隊は感染減少傾向の間隙をついて搬入を通告し、行政手続きの限界につけ入る形で市長に搬入を了解させました。弾薬が配備されれば、有事即応体制ができあがり、東アジアの軍事緊張を一段と高めることになります。

 ミサイル配備は、基地周辺住民の平和的生存権をさらに脅かすものです。宮古島をはじめ沖縄の人たちのたたかいと連帯し、「戦争する国」へ突き進む危険な動きを断固阻止していきましょう。

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