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主張・見解

野党共闘に確信をもって運動を進めよう

婦民新聞第1690号(2021年11月10日号)より

 第四十九回衆議院選挙が十月三十一日投開票で行われました。

 今回の衆議院選挙では、憲法破壊と政治と国政の私物化を重ねてきた安倍・菅政権とその継承を表明した岸田新政権に対し、「自公政治に代わる新しい政治」をと、市民連合と四野党が共闘して取り組みました。野党は合意した「共通政策」を土台に、全国二百八十九小選挙区のうち二百十四選挙区で候補者の一本化を図りました。甘利明自民党幹事長や石原伸晃閣僚経験者などの選挙区を含む六十二小選挙区で自民党候補を打ち破り貴重な議席を勝ち取り、また多くの選挙区で自民党と競り合う結果が生まれました。いのちと暮らしを破壊し、憲法をないがしろにする自公政権を交代させるには、対立軸を明示し、市民と野党の共闘を発展させる外にないことも明らかになりました。

 選挙の結果、自民党は議席を減らしたものの、安定勢力を維持、改憲勢力は公明党、日本維新の会と合わせて三百三十四議席を獲得し、改憲発議可能な議席数となりました。岸田首相は十一月一日の記者会見で「党是である憲法改正に向け精力的に取り組む」と表明、敵基地攻撃能力保有の具体化も指示しました。日本維新の会はすぐさま「来年の参議院選挙時に国民投票を」といい憲法改悪へ突き進もうとしています。

 選挙戦のなかで培われた市民と野党の共闘の力を確信し、憲法改悪を許さず、命を守る共同を一層広げ、来年の参議院選挙に向け、全国で活動を力強くすすめていきましょう。

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