主張・見解
コロナ禍を乗り越え原水禁世界大会成功へ
婦民新聞第1650号(2020年7月20日号)より
被爆75年原水爆禁止二〇二〇年世界大会は八月二日国際会議、六日広島デー、九日長崎デーと、すべてがオンラインで開かれます。「被爆75年平和の波」行動は六日午前八時十五分を起点に、九日午前十一時二分までの四日間「核兵器廃絶」を共通テーマに、地球の自転に合わせて世界でとりくまれます。
四月、世界大会INニューヨークの開催は、国連と各国政府、米国をはじめ世界の反核平和運動、環境問題、貧困克服をめざす運動との連帯と共同を広げました。核兵器禁止条約批准国は、三十九か国になり発効まであと十一か国。一方国内では日本政府に禁止条約批准を求める意見書採択は四百六十八自治体になり、被爆国として国際政治へ責任を果たせ、と迫っています。
コロナ禍の中、今年の国民平和大行進は工夫を凝らし実施されています。「お散歩行進」、スタンディング、原爆パネル展、自治体訪問など今までと違った形で行われます。その様子は「今週の平和行進」としてネット配信され拡散されています。パンフ「被爆75年ヒロシマナガサキ コロナ禍のもとで 考えよう核兵器・地球・私たちの未来」も多くの人に読まれて好評です。八月の世界大会では、被爆者のサーロー節子さんはカナダから、オーストリア大使トーマス・ハイノッチさん、ICAN事務局長ベアトリス・フィンさんらが発言します。
コロナ危機を乗り越え「分断ではなく連帯を」「核兵器と人類は共存できない」被爆者とともに禁止条約発効をめざし、原水禁世界大会を成功させましょう。