主張・見解
声明(要旨) 平和憲法を守り、仲間を増やそう
婦民新聞第1628号(2019年10月30日号)より
消費税十%増税の強行をはじめとする安倍政権の暴政への怒りと不安の声が渦巻く中、婦人民主クラブは十月十四日、第三回中央委員会を開催しました。
安倍首相による憲法九条改悪を許さないたたかいは重大な局面を迎えています。
今第二百臨時国会冒頭、安倍首相は所信表明演説で改憲への執念をあらわにしました。
自民党改憲案の国会への提示を阻止する運動が重要です。
この間、日本列島を襲った巨大台風は、各地に深刻な被害をもたらしました。
地球規模で進む気候変動の影響は今、待ったなしの状況です。
「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止問題では、国の不当な圧力に加え、同展への補助金が全額不交付とされたことは重大です。
憲法が禁じる「検閲」以外の何物でもありません。
また、近づく天皇交代の儀式「即位の礼」「大嘗祭」においても、私たちはこの国の主権者として、日本国憲法の視点から天皇を見ていくことが大事です。
今臨時国会の課題は日米貿易協定、悪化する日朝関係、沖縄・辺野古米軍新基地建設問題、「原発マネー還流疑惑」など山積しています。
婦人民主クラブ第三回中央委員会では二〇二〇年の次期全国大会に向け、どのような闘いを構築していくべきかを中心に話し合いました。
また、憲法改悪を許さず、人権を尊重し、平和と民主主義を守るために、たくさんの仲間を迎え組織を強化していくことを確認しました。
「平和を手離さない」と誓った初心を心に刻み、明日への新たな一歩を踏みだします。
婦人民主クラブ第三回中央委員会