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主張・見解

市民と野党共闘に確信持って前進を

婦民新聞第1567号(2017年11月10日号)より

十月の衆議院選挙では自公が三分の二の議席を占めるという結果になりました。立憲三野党の候補者は少なくない選挙区で自公の前職を抑えて勝利し、比例復活の議席と合わせると六十九議席を獲得、改選前の三十八人を大きく上回り、市民と野党の共闘は昨年の参院選に比べ前進しました。

これは選挙直前に民進党が希望の党に「合流」するという非常に困難な状況の中、立憲民主党の設立、共産党が予定候補者を下す決断など立憲野党の奮闘と併せ、地域の市民連合・市民が野党共闘実現のために粘り強くとりくんだ貴重な成果です。

また政権与党の勝因としては、希望の党による野党の分断と逆流に助けられたことがあります。さらに小選挙区制のからくりで、議席が増えているのです。自民党の小選挙区の得票は四八%にすぎませんが、議席は七四%を得るという大政党に有利な仕組みによるもので虚構の議席とも言うべきものです。

この少数政党にとって不利な小選挙区制で勝利するためには市民と野党の共闘が有効であることが、今回の選挙でも明確になりました。各メディアの試算でも候補者を一本化していれば勝利した選挙区が増えたと報じています。

私たちには、この野党共闘の教訓・課題をしっかりと検討し、改憲の発議に反対するたたかいを、急いで作り上げることが求められています。立憲野党と市民の共闘に確信を持ち、新たな出発点に立って、婦民もたたかいを進めましょう。

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