主張・見解
大会声明 (要約) 安倍政権の暴走阻止へ大きな仲間の輪を
婦民新聞第1535号(2016年10月30日号)より
「戦争法」(安保法制)強行採決から一年、安倍政権は同法に基づき、南スーダンのPKOに派兵する自衛隊に「駆けつけ警護」など新任務の付与を検討し、日本の若者が「殺し、殺される」危険は一層高まっています。日本の国際貢献は憲法九条に基づいた非軍事の人道優先をこそ行うべきです。
安倍政権の暴走政治はとどまるところを知りません。日本の農業を破壊し、経済主権を多国籍企業に売り渡すTPP(環太平洋連携協定)の批准への企み、原発再稼働推進、福祉政策の大改悪など、国民の声をことごとく無視し、国民を犠牲にした政治を進めています。そして日本国憲法、とりわけ九条の改悪に執念を燃やしています。私たちは主権者として「戦争法廃止」「立憲主義を取り戻そう」と立ち上がりました。「野党共闘」の叫びは野党各党を動かし、安倍政権を追い詰めています。
こうした情勢のもと、婦人民主クラブは二〇一六年全国大会を開催しました。全国の支部代表が一堂に会し、この間の運動を交流し、各分野にわたる課題について討議を深めました。そして安倍政権の悪政を阻止し、平和とくらしを守るために今に倍する仲間を迎え、組織を強化していくことを確認しました。
婦人民主クラブは今年創立七十周年を迎えました。その歴史の中で培った共同の力で世論と運動をさらに広げ、憲法の生きる社会をめざしてたゆまぬ努力を続ける決意です。
二〇一六年十月二十三日
婦人民主クラブ
二〇一六年全国大会