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主張・見解

北朝鮮の核実験は世界の平和を踏みにじる暴挙

婦民新聞第1512号(2016年1月20日号)より

 一月六日、今年も全国各地で被爆者を先頭に新春核兵器廃絶6・9行動が行なわれたその直後、「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が水爆実験強行」のニュースに驚愕しました。北朝鮮の核実験の強行は二〇〇六年、〇九年、一三年に続いて四回目。平和を願う人々の思いを踏みにじるこのような暴挙は到底許されるものではありません。

 昨年の国連第七十回総会では、「核兵器の非人道性」を問う決議が加盟国八割の賛同で採択され、「核兵器廃絶が国際政治の場で議論されるようになった」といわれてきました。二〇一六年は国連総会第一回会合から七十年。第一号決議は「すべての核兵器及び大量破壊兵器の廃絶」を目標とし「広島・長崎を繰り返すな」が原点であったことはいうまでもありません。そして今、「核兵器は人類と共存できない」の声は世界の流れとなっています。

 こうした中での北朝鮮の核実験はまさに時代を逆行させるものです。ましてこの核実験に乗じて、「安保法制」を成立させた安倍政権が、日本を戦争国家へと加速させることになれば、アジアの人々に与える脅威ははかり知れません。今こそ被爆国日本が憲法九条を堅持し、武力ではなく平和的外交に力を尽くすことが重要です。そして国際社会が一致して「核兵器をなくすため」の努力をすること。東北アジアの平和構築のために六か国協議の早急な開会が求められています。

 私たちは北朝鮮の核実験に抗議し、すべての核保有国が核兵器のない世界を実現するために努力することを求めます。

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