主張・見解
大会声明
婦民新聞第1466号(2014年7月20日号)より
七月一日、安倍内閣は「集団的自衛権行使容認」を「閣議決定」し、日本国憲法が謳う戦争放棄の条文を若者の血で塗りつぶすことを決定しました。憲法九条を持つ日本では、許されないとしてきた「集団的自衛権行使」を一内閣だけで転換し、容認させようとする行為は、立憲主義を踏みにじる「憲法クーデター」にほかなりません。
私たち婦人民主クラブは、七月五日、六日の両日、全国大会を開催しました。常に私たちの活動の支えとなってきた日本国憲法が、今、壊されようとしていることに強い憤りとそれを許してはならないという決意のみなぎる大会となりました。
集団的自衛権行使容認の閣議決定への抗議の声は官邸前に轟き、また多数の地方自治体の決議が安倍政権に戦争国家反対の意思を突きつけています。この怒りは必ずや大きな反撃の力となって憲法を乱暴に破壊しようとする政権を許すことはないでしょう。婦人民主クラブも、その輪の中にいます。
今に倍する仲間を迎え入れ、これ以上ない悪政を跳ね返す力をつけましょう。私たちの行動の原点、「平和を手離さない」ために全力でたたかいのスクラムを広げていきましょう。二年後に迫った創立七十周年を、日本国憲法のもとで私たち一人ひとりが婦人民主クラブの歴史を創りだす一員として輝いて迎えることを確信し合いましょう。そしてさらに綱領実現の道を切り拓くために、明日からいっそう、たゆまぬ前進を続けていきましょう。
二〇一四年七月六日
婦人民主クラブ全国大会