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主張・見解

原水爆禁止世界大会成功へ力をつくそう

婦民新聞第1432号(2013年6月30日)より

 五月六日からスタートした原水爆禁止国民平和大行進は今、全国十一幹線コースをはじめ網の目に広がっています。東日本大震災、福島原発事故で行進が出来なかった地域も「被災地連帯旗」をかかげて歩いています。沖縄では名護市辺野古からも「核も基地もない沖縄を」と力強くすすんでいます。

 二〇一三年原水爆禁止世界大会はこうした世論のうねりをつくりながら、「核兵器のない平和で公正な世界を」をスローガンに八月三日広島での国際会議から始まり、六日広島大会、七日から九日長崎大会、八日「核兵器なくそう女性のつどい」の日程で開催されます。

  国連代表アンゲラ・ケインさんをはじめ、メキシコやノルウエー政府代表、アメリカの平和運動からは映画作家のオリバー・ストーンさん、ピーター・カズニックさんら、海外代表も次々と参加表明を寄せています。

  二〇一〇年NPT再検討会議から三年目を迎える今年の大会は重要な節目となります。昨年末の国連総会で「核兵器禁止をもとめる決議」には百七十五か国が賛成し、核保有国が決断すれば実現可能であることが示されました。世界大会の成功はこうした運動の高まりをさらに前にすすめる機会となるでしょう。被爆国日本の私たちの運動がそのカギとなります。

  福島原発事故の収束のないまま原発再稼働・原発輸出へ暴走する安倍政権に対して、「核と人類は共存できない」「核も原発もいらない」と大きく声をあげていきましょう。草の根の運動と連帯し、非核平和の日本の実現をめざしましょう。

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