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主張・見解

平和大行進 核兵器廃絶めざし共に歩こう

婦民新聞第1427号(2013年4月30日発行)より

 2013年原水爆禁止国民平和大行進(主催・同実行委員会)は、五月六日、東京・夢の島、北海道・礼文島のスタートを皮切りに、全国十一の基幹コースに各地の網の目行進をつなぎ、全国すべての市町村を歩くことをめざします。今年のスローガンは、「核兵器のない世界、憲法九条と非核三原則の輝く日本へ」。

 「核兵器のない世界」の実現を約束した二〇一五年のNPT(核不拡散条約)再検討会議まで二年。先の国連総会でも核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議が最大の支持を集め、核兵器非合法化の努力を求める三十四か国の声明が立場を超えて支持されました。

核兵器の廃絶を推し進めるカギは、世界の草の根の声、とりわけ唯一の被爆国日本国民の声と行動です。平和大行進は日本の草の根から世界の人々に、核兵器全面禁止を求める連帯した行動を呼びかけ、日本政府にその先頭に立つよう求めます。さらに原発ゼロ、放射能被害の一掃とエネルギー施策の転換、危険なオスプレイの配備反対、普天間基地をはじめ米軍基地の撤去など、平和な日本と安心できる国民の暮らしを求める声に連帯します。

原水爆禁止日本協議会では四月二十二日からスイス・ジュネーブで開かれるNPT再検討会議準備委員会に二百七十六万人分の「核兵器全面禁止のアピール」署名(新アピール署名)を届けました。平和行進は八月の原水爆禁止世界大会に向けて「新アピール署名」を積み上げ、全面禁止の世論を作っていく出発点になります。平和行進に参加して共に歩きましょう。

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