主張・見解
婦人民主クラブ全国大会を成功させよう
婦民新聞第1397号(2012年5月30日発行)より
婦人民主クラブは、六月九、十の両日、東京都内で二〇一二年全国大会を開きます。
私たちは前大会から今日まで、平和と民主主義、くらし、子どもの幸せ、女性の地位向上をめざして、たゆまず活動してきました。私たちをとりまく情勢は今、大きく動いています。
自民党政権を超える悪政といわれる民主党政権のもとで、財界、アメリカ言いなりの政治が押し進められようとしています。消費税増税、「社会保障と税の一体改革」、TPP参加、沖縄普天間基地固定化、辺野古新基地建設、原発再稼働など、国民の願いを踏みにじるものばかりです。国会では消費税増税などの重要法案を一括審議にかけ、一気に成立を狙っています。憲法審査会が始動、改憲論議も急を告げています。
しかし、こうしたくらし、雇用、平和を脅かす政治に対し国民の怒りが沸騰、「消費税増税より震災復興を」「原発なくせ」と野田政権を揺るがし、共同の運動も無数に広がり、うねりとなっています。
婦人民主クラブは、戦争の傷跡も未だ生々しい一九四六年三月、「再び戦争にまき込まれたくない、みんなが力を寄せ合い、平和な社会をつくる主体者になりましょう」との声を集めて誕生しました。私たちはこの激動する情勢にあって、新たな歴史を切り拓くため、いっそう力をつくしたいと思います。
全国大会の成功をめざし、共にたたかう仲間の輪を広げましょう。憲法と共に歩んできた婦人民主クラブの歴史に学び、平和な明日を共に築いていきましょう。