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主張・見解

迎春 人権の生きる未来見すえた一年を

婦民新聞第1603号(2019年1月1日号)より

「平和は眠りを許さない」。婦人民主クラブの先達、宮本百合子のこの言葉に、強く叱咤され、励まされる年の始まりとなりました。

安倍政権は昨年も、国民を冒涜しきった違法、無法の「ファッショ国会」運営を繰り返しました。議会制民主主義は死に瀕しています。暮れも押し迫った十二月十四日、またしても政府は蛮行に出ました。沖縄県名護市辺野古の海への土砂投入強行です。深いブルーの海面にくすんだ茶色が混入して拡がっていく…。放映されるその情景を目の当たりにし、悔しさに震えたのは私だけではなかったと思います。米国追随はそれにとどまりません。十八日、底なしの軍事力強化を打ち出した「新防衛大綱」を閣議決定しました。

しかし権力者によるこんな無謀はもう許すわけにはいきません。ダンプカーが辺野古の海を穢している横で一人の青年がTVカメラに向かって「百年、二百年かかっても元の辺野古の海に戻します」ときっぱり語っていました。県民投票までは工事を中止するよう米国トランプ大統領に求める電子署名が米国人によって提起され、瞬く間に目標の十万筆を超えました。内閣支持率も下落しました。

かつて高校教師の友人が「次代を担う君たちは…」と語りかけた時、一人の高校生が「先生、僕たちは次代ではありません。この時代に生きて一緒に活動しているんです」と言われたと誇らしげに話してくれたことがありました。その通りだと思いました。同時代を生きる同胞として若者とも横並びで手を取り合うことによって新たなエネルギーや展望は開ける、そんな気がします。今年は選挙の年、チャンスの年です。憲法を守る世論を広げ、改憲発議をあきらめさせ、国民のための政治を手にしましょう。

宮本百合子はまた、「平和も、戦争挑発に対する実際的で聡明なたたかいとその克服なしには確保されない」と述べています。立憲野党と市民の真の共闘が「聡明なたたかい」によって花開き、実を結ぶようたくさんの力を合わせ、人権の生きる平和な未来を見据えた一年をご一緒につくってまいりましょう。

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