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今こそ止めよう危険なオスプレイ配備

婦民新聞第1502号(2015年9月20日号)より

 沖縄につぐ第二の基地県神奈川では欠陥機オスプレイを頻繁に目撃するようになりました。しかも、民家の上空すれすれの低空飛行です。

 厚木基地を拠点とした米海兵隊MV22オスプレイの低空訓練飛行には東富士演習場・北富士演習場、さらに東日本、東北地方に設定されている飛行ルートが使われているといいます。そして横田基地を拠点としたオスプレイの配備・訓練です。

 そもそもオスプレイは開発段階から非常に事故率が高いのです。沖縄にはすでに二十四機のMV22オスプレイが配備されましたが、事前の日米合意にもかかわらず、学校でも病院でも、人口密集地の上空でも、縦横無尽に訓練飛行をしているということです。

 この危険きわまりない欠陥機が地上約六十bでの飛行可能なのです。日本の航空法では人口密集地では三百メートル。ところが日米地位協定で航空法から除外とは!その上、米軍に提供されているすべての施設・区域を利用する権利もあり、民間空港への緊急着陸の心配もあります。原発の上空を飛行する危険も大問題です。一九八八年、米軍ヘリが伊方原発至近に墜落して七人死亡という事故がありました。原発直撃だったらと想うだけでも恐ろしいことです。

 国民の安全が脅かされていても、日本中から「オスプレイNO!」の声が上がっても、飛行を停止できないその根元には日米安保条約があります。米国の要求に唯々諾々として追従するだけの日本政府、私たちはそれに黙って従っている国民でいいのか、今厳しく問われています。

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