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主張・見解

第24回日本高齢者大会を成功させよう

婦民新聞第1338号(2010年7月20日号)より  

今年は岩手県沢内村で老人医療費無料制度が実施されて五十年になります。高齢者をめぐる介護・医療・くらしの問題は年ごとに深刻になっています。

政権についた民主党は、掲げた公約を投げ捨て、後期高齢者医療制度廃止を四年後に先送りした上に、七十五歳を六十五歳に引き下げる制度の改悪を提案しています。

介護保険制度は、介護労働者の待遇改善も進まず、介護サービスの抑制や在宅介護の後退、介護事業所の経営困難など必要な人の手に届かない実態が明らかになっています。

政府は、社会保障の充実ができないことを「財源がない」とすりかえ、消費税の大幅引き上げと大企業減税を福祉と景気対策にあげ、メディアもこれに同調しました。

高齢者の安心や幸せは、続く世代にとっても苦労や不安を取り除く応援メッセージです。全国各地の経験を持ちより、第二十四回日本高齢者大会が九月十三・十四日、茨城県水戸市で開かれます。大会は、「高齢期は政治の季節です」と高齢者自身が社会を変えていく主体者になろうとすすめてきた運動を交流し、知恵を出し合い、発信しあう場でもあります。記念講演は池部晋一郎さん(作曲家)です。高齢期を元気で、不安なく過ごせるように、憲法二十五条に明記されている権利としての医療・年金・介護・福祉の確立と充実を政府の責任で実行させましょう。「町から村からの連帯でひとりぼっちの高齢者をなくそう」という合言葉の具体化・実践を持ち寄って、実りある大会へと成功させましょう。

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