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主張・見解

憲法・教育基本法改悪を許さない運動を

婦民新聞第1209号(2006年07月30日発行)より

「教育勅語 幼稚園で暗唱」(七月二日付「東京新聞」)。大阪の私立幼稚園で園児に教育勅語を毎日暗唱させているというのです。「幼児期から愛国心、公共心、道徳心をはぐくむためにも教育勅語の精神が必要と確信している」と園長は説明しています。また教育勅語を「古典」として教えているともいっています。

先の国会に上程された教育基本法の「改正」案は、継続審議となりました。世論の力が強行採決を許さなかったのです。しかし、秋の臨時国会では成立させようと、自民党をはじめ改憲勢力は活発に動いています。先の法案をさらに改悪した「愛国心」「宗教的情操」を明記し、「不当な支配」を削除した「教育基本法改正」を求める署名は三百六十二万票を集め、「確実に成立させるため環境を整えたい」と、各地で「改正」推進の集会を精力的に開いています。

また東京では、都立の中高一貫校の中学で、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を採択しようとする動きや、「靖国問題」が国際問題となるなかで、東京の公立・私立の中学校に靖国神社から「遊就館入場無料のポスターと案内」が郵送されてくるなど、世論づくりが強められています。

日本国憲法のもと、「この理想の実現は根本において教育の力にまつべきものである」という教育基本法の真髄は、今日の子どもの危機的な状況を打開していくうえでも、ますます重要になってきています。

いまこそ憲法・教育基本法を守り、発展させる運動を、急いで大きくすすめていきましょう。

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