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多発する米軍犯罪を許さない運動を

婦民新聞第1191号(2006年01月20日発行)より

一月三日早朝、神奈川県横須賀市で、出勤途中の会社員、佐藤好重さんが、残虐きわまりない手口で殺されるという事件が起きました。容疑者は在日米軍横須賀基地に入港中の空母「キティホーク」の水兵。在日米軍当局と横須賀捜査本部の取り調べに犯行を認めたとのこと。「キティホーク」乗組員は昨年十二月にも東京八王子市で小学生のひき逃げ事件を起こしたばかりです。

捜査本部の身柄引き渡し要求に対し、米軍は異例の早さでこれに応じました。これまでにないこの迅速な身柄引き渡しは、今、神奈川県下で展開されている市民・自治体あげての米軍基地再編強化反対運動のさ中にあって、日米政府がいかに事件の影響を恐れているかを物語るものです。

全国的に米軍による犯罪が急増、凶悪化しています。その背景には、軍事優先、泥沼化するイラク情勢などが兵士の心を極度に荒廃させている実態があります。こうした情況下にある米軍基地を、地元の意向を無視し、全国的に受け入れようとしているのが日本政府の姿勢です。

米軍基地再編強化の一環として原子力空母の横須賀基地への配備計画も今、大問題になっています。原子力をエネルギー源とする巨大空母が事故を起こした場合、その被害は計り知れないものがあるといわれます。日本政府の日米同盟を優先させ、日本国民の安全を二の次にするような態度は許されません。米軍の犯罪をなくすには、基地をなくすこと、その根っ子にある日米安保条約を廃棄させることです。みんなで運動を広めていきましょう。

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